多職種連携教育

多職種連携教育(IPE:Interprofessional Education)

我が国は諸外国に例を見ないスピードで、高齢化が進行しています。このような状況の中、団塊の世代が75歳以上となる2025年以降、医療や介護の需要が今まで以上に増加することが予想されています。人口減少、高齢化の進む地域社会において、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで送るには、医療、保健、福祉等の多職種連携によるチーム支援が不可欠です。将来の医療職を養成する大学においても、学生、専門職業人を対象とした多職種連携教育が行われています。

多職種連携教育(Interprofessional Education)とは、複数の領域の専門職者が主に連携・協同のために共に学び合い、お互いを理解する専門職の教育・学習のあり方を指します1)。英国のCAIPE(Centre for the Advancement of Interprofessional Education: CAIPE)は、多職種連携教育(Interprofessional Education)を「2人以上の専門職者が、共に学び、お互いから学び合いながら、連携・協同とケアの質を向上させる機会」“Interprofessional education (IPE) as “occasions when two or more professions learn with, from and about each other to improve collaboration and the quality of care”と定義しています2)
IPEの目的は、専門職者からなるチームで学び、ここで学んだ知識、技術、価値観を将来の実践に活かし、最終的にチームの一員として対象者に最適で質の高いケアを提供することです3)
福井大学においても、2014年度から学生(卒業前)、専門職業人(卒業後)を対象に、多職種連携教育(卒前・卒後IPE)を行っています。卒前からスタートし、卒後まで途切れることのない医師、看護師を中心とした多職種連携実践教育により、チーム医療に秀でた地域医療人・指導者の養成を目指しています。

1)佐伯知子,IPE(Interprofessional Education)をめぐる経緯と現状、課題―医療専門職養成の動向を中心に―,京都大学生涯教育フィールド研究, Vol.2(通巻第13号),9-19, 2014

2)Center for Advancement of Interprofessional Education (CAIPE)2008,https://www.caipe.org.uk/

3)Interprofessional Education: Definitions, Student Competencies, and Guidelines for Implementation, Am J Pham Edu, Jul 10; 73(4):59, 2009

開催日

講座名

2019年
8月23日(金)

「予後を知りたくない患者・家族への対応」~どんなプランを立てたらいいの?私達~ 」を開催!

(卒後IPE)

2019年
7月30日(火)

医看合同講義 「地域医療学・夏の合同授業 スペシャル 地域を見(看・診)れる医療者になろう!」を開催!

(卒前IPE)

2019年
6月15日(土)

2019年6月15日、16日「若狭町生き抜くプロジェクト」を開催!

(卒前・卒後IPE)