福井大学医学部附属病院(2017年度卒業生)MESSAGE
私は助産師を目指して福井大学へ入学しました。小さなころから助産師を目指していましたが、大学4年間のカリキュラムの中で助産師コースを選択できる大学が、地元の愛知県にはありませんでした。看護師と助産師の資格を同時に取得できるチャンスがある福井大学を高校の担任の先生から紹介していただいたときは、県外に出ることに少し戸惑いもありましたが、夢のために入学を目指し受験勉強を始めました。
無事に合格してから、大好きな地元を離れることはさびしかったですが、お互いを励ましあい、大変だった実習を支え合いながら乗り越えた同期とも出会うことが出来ました。また、各教科の先生方は常に学生の事を考え、悩んでいれば声をかけてくださる方が多かったです。母性看護学の先生方には本当にお世話になり、卒業した今でも声をかけてくださる学生思いの先生が多いです。親元を離れた私にとって、大切な存在でした。
大学で学んだ事はたくさんありますが、なかでも自分の人生に大きく影響した学びは、「積極的な自己学習」です。助産学専攻を目指す際には友人と協力して知識の向上のためにともに勉強し、助産実習で得た経験が少しでもお互いの知識となるよう、積極的に友人間でコミュニケーションをとりました。
現在、私は第2子を妊娠しながら助産師として働かせていただいていますが、第1子育休中はマタニティーヨガなど3つのヨガ講師の資格を取得しました。家事育児はもちろん大変で、一筋縄ではいかない事の方が多いですが、今後も助産師の資格を活かしながら働くため、助産師としての人生をより豊かにするために積極的に学ぶ力は福井大学で修得した気がします。
高校の頃は与えられた課題をただこなすだけの生徒でした。部活のときも上手くなりたい気持ちはありますが、何が自分に足りないのかを分析せず、ただがむしゃらに練習するだけでした。人生限られた時間の中で、自分がやりたいことを見つけ、そのために何が必要かを考え、自分から積極的に知識を得る。基本的な事ですが、その根源を福井大学で学ぶ事ができました。