2024.07.11イベント
VRを用いた防災教室を開催しました
7月10日(水)と11日(木)の両日に本学教育学部附属義務教育学校5年生62名と永平寺町立御陵小学校18名を対象にVRを用いた防災教室を開催しました。
附属義務教育学校の立地は、九頭竜川と日野川の合流地点に近く、大雨によりバックウォーター現象の可能性もあり、水害のリスクがある地域です。児童には「正しく災害を恐れ、適切な避難行動及び平時からの減災に向けた行動」を取れるように、VRによる被災体験とグループ討議によるクイズへの回答をお願いし、災害を身近なものとして感じてもらいました。
御陵小学校は、九頭竜川の流域の近くに立地しており、1000年に一度の大雨があった場合、浸水地域となっています。事前に御陵小学校内を360度カメラで撮影を行い、映像を加工したVR映像を、児童一人一人に視聴してもらい、仮想の被災体験をしてもらいました。体験した児童からは、「自分たちの学校に水が流れてくるところがリアルだった」「今日体験した内容は、家に帰ったら家族にも伝えたい」といった感想も聞かれました。
また2校とも福井県マスコットキャラクター「はぴりゅう」にも防災教室に参加してもらい、児童と一緒に学習をしてもらいました。
なお今回の取り組みは、臨床看護学分野災害看護学と教育学部生活科学教育講座の研究チームによるものであり、福井県の減災力向上につながるよう活動を続けていきます。