保健師教育課程PUBLIC HEALTH NURSE
本学の保健師養成は選択制です。卒業⽣は福井県内外の⾃治体(都道府県‧市区町村)の保健所や保健センターに働く⾏政保健師、企業に働く社員とその家族の健康づくりを行う産業保健師、また、介護を受ける人とその家族が暮らしやすい地域をつくる地域包括支援センター保健師として活躍しています。
保健師とは?
保健師は、地域住民や専門職などと力を合わせて健康なまちをつくる仕事をしています。保健師になるためには、看護師資格を取得(取得⾒込み)し、かつ保健師国家試験受験に必要な科⽬の単位を取得し、国家試験に合格する必要があります。
社会で期待される保健師の役割とは?
保健師の仕事は、地域で暮らす乳幼児から⾼齢者、健康な⼈、病気や障がいを抱える⼈など、あらゆる⼈たちの健康と環境をまもることです。具体的には個⼈や家族への家庭訪問や健康相談、健康診査や健康教育、地区組織の育成など、多岐にわたります。このような活動を通し、誰もが幸せに暮らすことのできる地域のしくみづくりに向けて、住⺠や組織同⼠がつながり、ネットワークを築く役割も担っています。
本学の保健師課程の特徴とは?
講義のみならずグループワーク、地域に実際に赴くフィールドワーク、発表会等の学⽣主体の授業を多く⾏っています。
本学の保健師課程を担当する教員は、全員が行政保健師経験を有しています。この経験をもとに、演習・実習では保健師の実務を具体的に学びます。
保健師の技術のひとつに、地域の特徴を調べ、その地域に起こっている課題を導き出し解決するプロセスの実践があります。本学では地域住民の皆さんと一緒に、その地域の健康課題を検討し解決するプロセスを学びます。
福井市日之出地区で、地域包括支援センターの保健師さんと一緒に民生委員さんの話を伺いました。
福井市の森田児童クラブで、放課後児童クラブについて学びました。小学生時代って、そんなに遠い昔のことではないはずなのに、新鮮な学びを得ています。
これらの学びから、地域には様々な人たちが暮らしていること、この人たちがもっと暮らしやすい健康なまちづくりをするための保健師の行動を検討します。
保健所の実習では検討した内容をプレゼンテーションし、具体的な助言をいただくと共に保健師の考え方を学びます。
また、行政保健師は勤務する自治体に生まれるこどもを全員把握します。
1歳6か月健康診査での相談演習を通し、こどもの発達や親への支援を学びます。
「砂糖と塩」をテーマに、オープンキャンパスで高校生の皆さんに健康教育を披露しました。
ジュースに含まれている砂糖の量。普段おいしく飲んでいますが、案外多くのお砂糖が含まれていることがわかりますね。